Sheーちゃん

ダンサー・イン・ザ・ダークのSheーちゃんのレビュー・感想・評価

3.6
大体の話の流れを知っていての鑑賞でした

チェコ🇨🇿からの移民のセルマは
いずれ失明する遺伝性の病を患っている
もちろん一人息子も同じ運命を辿る

セルマは息子が失明せずに済むように
昼間はプレス工場で働き
夜は内職をし
生活も贅沢はせずに倹約して
コツコツと息子のために手術のお金を貯めている
そんな苦労ばかりのセルマの回りには
優しい人達ばかり…

この映画の率直な感想は“Why”

時期に失明してしまうなら
“なぜ”息子の顔が見えるうちに
もっと側に居てあげないんだろう

最後まで秘密を守って
真実を語らなかったが
“なぜ”残される息子の事は考えなかったんだろう

そして
遺伝すると分かっていて“なぜ”産んだのだろう

『赤ちゃんを抱きたかったから』

何だか余りにも稚拙過ぎて
主人公のセルマに感情移入出来なかった

確かに失明する前に
昼夜問わず働かなければ手術の資金は貯められない
元々ミュージカルが好きということもあるし
視覚より聴覚で感じるセルマにとって日常の音は全てミュージカルに通じるのも分かるから
空想の世界に逃げたくなるのも理解は出来る
でもそれら全てを考えても息子への愛は残念ながら感じられなかった

ビョークのメッセージ性のある
素晴らしい歌声

ラストのまるでタップ👞を踏むような力強い音からの怖くなるほどの静寂は観る人に
かなりインパクトを残す終わり方だと思った

変わらず美しかった
カトリーヌ・ドヌーブと
比較的イッちゃった役が多い
ピーター・ストーメアが
セルマに好意を寄せる良い人役だったのが
本作を観て一番の収穫だったかな

結論…空想も嘘もほどほどに💦
時には真実を語ることも大事…

確かに賛否分かれる作品ですな

一度は観ておきたいと思っていた作品だったので
この機会を作ってくれた
みぃ猫ちゃん🐈️とちぃちゃんに感謝です🥰💕
本当に誘ってくれてありがとう😆❤️
Sheーちゃん

Sheーちゃん