バッドエンドは嫌いじゃないので、そういうことでない
ビョークは素晴らしいシンガーだし、実際ビョークの演技と歌を聴くために映画館に行った記憶がある
何でか市内でもいくつかのシアターでしか上映してなかったので、20キロほど田舎のモールまでドライブしたはずだ
もう一度言うと、バッドエンドは嫌いではないので、この映画のスコアが低いのは、オチがどうとかではない。エンドがバッドなのではなくて、終始バッドなのだ
ストーリーに、明るいシーンが何もない
美しい思い出も、優しい記憶もない
何を糧に働いているのか
息子を愛しているようにすら見えなかった
演出か脚本か、はたまたその両方か
なんか一個くらいいいことないかと思っていたら最悪のエンドロールを迎えた
映画館を出たあと、出てくる人達は「おいおいマジかよたまんねーなこれ」と顔に書いてあるような悲痛な面持ちで帰っていった
ツレとの、帰りの車の口数も少なく、たまらず言った
「いや、くれー(暗い)よ!滅入るよ!」
忘れたいが、独特の衝撃が刷り込まれてしまったので、そのぶん加点で1.8
単に好みではないからこのスコア。ただ、映画体験という意味ではバツグンのインパクトを残してくれた。観てから20年くらい経つけどその当時観たどんな映画よりガッツリと脳裏に焼き付いているもの
恐らく、自分のスコア基準は、人に薦められる度合いに比例するんじゃないかと、今気づいた
これをうまく勧める技術は俺にはまだないかなー