タケオ

ダンサー・イン・ザ・ダークのタケオのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

第53回カンヌ国際映画祭でパルム•ドールなど多くの賞を受賞しながらも、あまりにも救いのない内容から多くの鑑賞者を絶望の底へと突き落とした最強の鬱映画‼︎

先天性の病で視力を失いつつある移民のセルマが、同じ病を抱える息子の治療費を稼ぐために奔走し、愛するミュージカルを諦め、世話になっていたはずの知人に嵌められ、逮捕され、最期には死刑になるという「いったい製作陣は主人公になんの恨みがあるんだ‼︎」と叫ばずにはいられない映画だが、よく考えてみると全く救いのない映画ではないようにも思える。

不器用な女性の自業自得の物語か?

失明の恐怖を与えると理解しながらも自らの望みの為に息子を産んでしまった母親の贖罪の物語か?

もっと鑑賞すれば色々と解釈がありそうだけど、多分もう鑑賞することはない。
タケオ

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