ダンサー・イン・ザ・ダークの作品情報・感想・評価

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」に投稿された感想・評価

4

4の感想・評価

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悲劇的なミュージカル映画。
救いのほとんどない現実が、空想のミュージカルによって救われる。
対比的な現実と空想によって成り立つ映画だった。
親の悲劇的な愛は美しい。

このレビューはネタバレを含みます

鬱映画と名高きこの作品、勇気を振り絞ってやっと見ることができた。はあ、何か支えが取れたような、でもすごくすごく苦しい。

なんなんだろう、もう、なんなんだろう。なにを信じていいのかわからないし、なんのために生きれば良いのか分からなくなってきた。ビル、お前…お前……

(盗みに気づいた時点で警察に連絡すべきだったとか、私だったら裁判で真実を話すとか冷静に考えてる自分もいた、そういう問題では全くないのは分かっています)

地獄って何?貧困?病気?最低な隣人?あまりにも誠実で頑固な性格?
「赤ちゃんを抱きたかったの」というごく普通の希望を持っただけでこの展開、地獄としか言いようがない。

拒まれ続けたジェフが”I love you”と言ってくれてよかった。
失明を免れたジーン、出来るだけすくすくと幸せに育って欲しい。あなたのお母さんは強い人だった。

ビョークのセルマ、歌声もビジュアルもすごく印象に残る。

ニュースや新聞の記事、何もかも、こうやって絞り出された結果の表彰に過ぎないんだろうな。ジーンに幸せに生きてもらわないと困る…

ミュージカル映画ではあるものの、それによって天国と地獄が浮き彫りにされる。
miku

mikuの感想・評価

3.0
しんどい
観るのには相当気力がいるし、好きな映画ではないけど見とくべき映画。
Aika

Aikaの感想・評価

4.3
ミュージカルはひと通りレビューを書いておきたいな〜と久々の鑑賞。
既にセルマを待ち受ける数々の困難を知っているだけ、落ち着いて観ることができた。初めて観たときは悲しいという感情を通り越して呆然としてしまった記憶。

今回はミュージカル映画として冷静に観た結果、やはり今作は傑作だと思った。

ミュージカルを観てると常にこれは舞台ならどういう演出をするか、誰がどの役を演じるかを考えてしまうんだけど(多分ミュオタあるあるだと思う!)それが全く浮かばない。
それだけ舞台ではできない映画的演出に長け、主演のビョークを始めこの人じゃなきゃ!という配役にも絶対的なものがある。

ミュージカルシーンは全て彼女の妄想でしかないというのも特殊で面白い。入り方が自然音からっていうのもステキ。
そして現実逃避した明るさがより現実との乖離を感じさせ、観客の辛さをより煽る。こんな切ないサウンドオブミュージック、きっとどの世界にもない。

ビョークのフォースフルな声で歌われる独特の旋律は心にこびりつき、ラストまで一気に引き摺られる。

救いがないとか鬱ミュと言われ、確かに不条理で悲しいけど、本人の唯一の希望が守られかつそれを知ることできたんだから、きっとセルマは自分が不幸だなんて思わなかったんじゃないかな…

もっと舞台経験積んで、いつか妄想舞台版も完成させてみたいなぁ♡
志月

志月の感想・評価

4.0

衝撃のミュージカル。
観ていて全く楽しい気分になれないミュージカル作品があるのですね。ラストシーンでは吐き気まで催しました。

不条理な現実から逃れるように妄想される楽しげな歌とダンスにはどこか悲哀が満ちていて、いかにも主人公の心を覗いているかのようでした。
だなお

だなおの感想・評価

4.0
映画紹介をしているYouTubeアカウント【シネマンション】の胸糞映画紹介にて紹介されていた中で一番気になったので見てみました。

辛いミュージカル映画ってなんやねん!
って思って見たけど、これは正真正銘の辛いミュージカル映画。
セルマの空想で繰り広げられるミュージカルが現実とのギャップに苦しい!

とにかく、辛過ぎて苦しかった。
主人公が本当にどこまでも純粋で、いやもういいんだよ!って思ってしまう。

誰かがずっと撮っている手ブレのカメラワークで、実際に起きていることを撮っている感覚になり、リアルであり、余計辛さが増した。

でも見てよかった、と思います。
スシ

スシの感想・評価

2.3
耐えられない
Miya

Miyaの感想・評価

4.4
盲目であり盲目的だった二重苦。だけどそれ故に、セルマに聞こえる日常の音や音楽はさぞ穢れのない純粋なものだったと思う。
ゆずこ

ゆずこの感想・評価

3.5
セルマの生き方が不器用すぎて、どんどん辛くなってくる。デンマーク版嫌われ松子の一生。
息子のために頑張るセルマに感情移入するには、息子とのシーンをもっと盛り込むべきだったのではないかなーと思う。
周りに優しい人もたくさんいて、セルマを支えてくれていた点は救い。
ミュージカル映画と聞いていたけど、思っていたミュージカルとは違う、独特なサウンド。ビョークっていつもこういう曲なの?

手ブレの演出がどうも自分には無理みたいで、休み休みでないと観れなかった…気持ち悪い。。
(本編始まった瞬間パッケージから想像した映像とはだいぶ違って驚いた)
ホラーみたいに耐性の問題かな?ってジャンルはあるけど、手ブレものはどうにも無理っぽい(カメラを止めるな!の冒頭も無理だった人なので…)。そうなるとこの世に一定数観れない映画があると思うので損した感じがする、残念だなあ😢

ただ、このドキュメンタリー調の撮り方は物語が終盤に近付くにつれ効果的になっていくため、この映画に合った演出だと思う。
生々しすぎてフィクションであることを忘れる。
こういう表現方法もあるのだな、と勉強になった。
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