ジョウ

しとやかな獣のジョウのレビュー・感想・評価

しとやかな獣(1962年製作の映画)
3.8
フランス シネマテークトゥールーズにて鑑賞

脚本は新藤兼人監督。
さすが人間の裏表をユーモアを交えながらも直接的に、まさに獣に見えるように書いています。
そしてやはり斬新なカメラワークが凄いです。
序盤の長回しや頭上から人物を撮ったり、急なクローズアップで緊張を高めたり。
舞台が団地の一室という非常に狭い中でカメラがあらゆる角度から人物を映すことで大きな視覚効果を得られますし、結果登場人物ほぼ全員を悪者として捉えることで社会の縮図とも取れるかもしれません。
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