ながみーね

しとやかな獣のながみーねのレビュー・感想・評価

しとやかな獣(1962年製作の映画)
3.9
 人からかすめ取った金で暮らすある家族の話。この家族の根底にあるのは諦めと絶望であるが、彼らは開き直ってるためにどこかあっけらかんとしている。特に父親母親はつまらないプライドなど捨ててるために、金持ちの前で媚び諂うことに何の抵抗も無い。悔しさも哀しみも持つだけ無駄と言われてる様な、ある意味清々しくもある。

 映画全体を乾いたユーモアが包んでいます。真夏の暑い日にクーラーの効いた部屋でゆったりしながら見ると良いでしょう。
 
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