このレビューはネタバレを含みます
ヤングニコラス・ケイジのカッコ良さよ!
(瞳が吸い込まれそうな位、美しい。)
赤ちゃんたちも、とってもかわいい。
正しき行いをしていると思っている人は、
自分が正しいと信じて疑わない。
その正しさが自分や大切な人との関係を狂わせ、
過ちに向かわせてしまったのは悲しい。
そんな姿なのに悲壮感ないのは、
映画のコメディ成分とテンポの良さ故。
コーエン兄弟の初期作なので、
コメディは荒削りな感じ。
中盤のカーチェイスと銃撃戦は
かなりコミカルだったけど、
スモールスの扱いには、ちょっとビックリ。
(派手な爆発は、非現実過ぎて逆笑えたけど。)
ハイの寝癖は、心情を表していた物だったのかな。
最初はずっと寝癖だったけど、
最後はキレイに整えられていましたね。
パンチの効いたプロポーズから始まり、
ドタバタ紆余曲折ありながらも、
ラストのネイサン・アリゾナの粋な計らいで、
映画がグッと締まった物になったかな、と思う。
希望をほんのり残した終わり方も、
余韻があって良かったです。