スローターハウス154

赤ちゃん泥棒のスローターハウス154のレビュー・感想・評価

赤ちゃん泥棒(1987年製作の映画)
3.2
2017/12/16

コーエン兄弟初期の作品ということで、ブラックジョーク、アホくささ、スノッブ要素、神秘性..というコーエン節は総合的にマイルド目。主人公も手癖は悪いものの割と真人間だったし。誰が観てもそこそこ楽しめる、お気楽なコメディだったかな。

ニコラス刑事、やっぱ若い頃はイケメンだったんだな!髪型が常に重力に逆らってるのと、しつこいくらいモリモリのもみあげが良い味出てる。
ニコケイを始めとするキャスティングの才能はもうすでにこの頃から開花してる。
監督お気に入りの若かりし頃の俳優たちが出ていて探すのが楽しい。あの俳優はこんな使い方しようっていう発想、ホントに感心する。
ジョン・グッドマンはもう初期からコーエン兄弟お抱えの俳優だったんだね。

ちょっとわからなかったのは、夢に出てきた男のメタファー、そして同じタトゥーは何だったのか。ここら辺はもうちょっと踏み込んで欲しかった。いや、こちらの理解力の問題か?