【しっかり生きて】
この言葉に尽きる。
「花」の物語。
「雨」の物語。
「雪」の物語。
三つの物語がしっかりと交錯しており、
それぞれの生き方に、すべて共感できる。
誰が花の行動を批判できようか。
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次第におおかみになっていく雨。
行って欲しくなかった。
でも、
二人がしっかり生きること。
それが花にとっての原点だったから。
別れの哀しみを打ち消すように響く遠吠えとサンライズ。
そのあまりの綺麗さに、何かが吹っ切れた。
もう、悔いはない。
花の思い、私にはちゃんと伝わったぞ!
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「雪」の物語も切ない。
秘密を抱える小学生。
「全部わかってた」
この言葉がどんなに嬉しかったことだろう!
それがしっかり伝わるアニメーションと脚本なのよね。
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生と死の別れ。
親と子の別れ。
生き方、考え方の違い。
そして「人種」の違い。
それは残酷で、
しかも避けがたい。
だからこそ、
2つの足で、
4つの足で、
しっかり生きるのだ。
本作は、ファンタジーでありながら、
現実を生きる哲学だ!
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「彼」が最初におおかみに変化したときの描写と音楽から、もう、惹き込まれてた。
アニメーターの描写力、脚本、音楽、すべてが素晴らしい。