なーち

おおかみこどもの雨と雪のなーちのレビュー・感想・評価

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)
3.7
【シリアスな展開多し切なさも感じるが、物語の設定はかなり好み、お母さんマジで頑張ったなあ】

題名通りおおかみおとこと出会い恋をし、その子供たちを育てる母親の愛情のお話。とにかくお母さんが苦労しまくり、そりゃおおかみ子供なんてどうやって育てたらええか分からんよ。周りの人の協力や子供たちの成長、そしておおかみとしてか人間として生きていくかの選択、ラストはちょっぴり切ないけど展開は十分。

物語の設定が面白いなと思った。普通じゃ当然ありえないのだが、世の中に合わせないといけない葛藤など上手く描かれていて、ありえないのだがどこか他人事にも思えないような感じ。姉弟でそれぞれ思うところが異なっているのも面白い。

細田守の作品って何かとデジタル強めなのかなと思っていたけど、今作は割とアナログよりでこういうのもできるんだと思った。
あと雪山滑る時のBGMなんか聴いたことあると思ったけど、CM曲に使われてるやつやねんな。
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