ブタブタ

おおかみこどもの雨と雪のブタブタのレビュー・感想・評価

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)
2.0
公開当時、話題(?)になったのが「狼男問題」
ホラー界三大モンスターと言えば【吸血鬼・狼男・フランケンシュタインの怪物(人造人間)】
吸血鬼と言えば『うしおととら』でも他の妖怪とは別格の存在として強力な敵として登場しますし人造人間と言えば『ドラゴンボール』でも悟空・ベジータらサイヤ人と同レベルの戦闘能力を待つ敵として『ドラゴンボールヒーローズ』でもアバターとして海王神やナメック星人と共に重要なキャラで登場しています。
そして狼男と言えば『ヘルシング』でも傭兵ベルナデッド隊長が命懸けで倒した様に「味方側のレギュラーが刺し違えてようやく倒せるレベル」の敵でありまして基本不死身不老不死、銀の弾丸以外の武器では絶対に倒せないのは常識です。
翻ってこの作品におけるあの狼男の体たらくぶりは何なのでしょうか?
単に寿命だとか(狼男は不老不死です)不死身のキジ人間と戦って破れたとか色々考察されている方もいますが単にあの狼男は雨と雪を産み出すだけに必要なキャラクターで種付けが終われは即退場の運命だったのでしょう。
色々な方が既に書かれてますがこれは最近の細田作品にも言える事かも知れませんが女性キャラクターの都合のいい女っぷり。
何時間待たせようが怒らない。
シャッターの前でうずくまった姿勢からゆっくりと顔を上げて「にへら~」と笑うシーンは恐怖を覚えました。
もし自分が奥さんにあんな事してしまったら「にへら~」と笑った後僕に待ってるのはきっと「死」だけだと思いましたし。
田舎の描写についても実際の田舎は閉鎖的で余所者に対してあんなに優しくないとか、自分の様なボンクラ映画ファンが思い浮かぶ田舎と言えば都会モンは生意気だと言うだけで農夫がライフルでバイカーを撃ち殺したり、チェーンソーを持った殺人鬼を擁するキチガイ一家だったり「今にみておれでございますよ」だったり。
やっぱり思ったのが雪の献身さと自己犠牲の精神と言ったら言い過ぎかも知れませんが、好き勝手に自由に生きる事を選んだ雨に対して人間として生きる事を選んだ雪は狼人間である事以前に現実のこの世界に於いても「男の子は自由、いずれ外の世界に出る」「女の子は家庭に、いずれ誰か(男)の為に尽くす」って言う事を製作者が何の疑問も待たないで無邪気に信じてる様な所が嫌に感じられるのでその辺が素直に感動出来ませんでした。