しんたろー

おおかみこどもの雨と雪のしんたろーのレビュー・感想・評価

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)
3.9
自らの道を歩んでいくことへの葛藤。そこに静かに佇む小さな歪み。それらを肌で感じながら成長していく様。たまたまそれがオオカミと人の間の子だったというそれだけ。例えば堅気でない仕事や犯罪者、何か過去を背負った父(過ちは犯したけれども人としての心は失っていない)だったとしたら。なんの変哲も無い家庭の話だったとしたら。多分変わらない。たまたま雨と雪はオオカミと人の間の子だった、それだけ。
受け入れる人、受け入れられない人、分かる人、分からない人。周りの人も自らも。それぞれの想い。強い気持ち、強い愛。
やっぱり細田守の描く絵は綺麗だし(好みと言うべきか)、キャラクターは魅力的。
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