SatoshiT

おおかみこどもの雨と雪のSatoshiTのネタバレレビュー・内容・結末

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

SFもの。でも、のめり込めて見れてとても面白かった。前向きな性格の母親:花と、狼男との間に生まれた性格の全く異なる2人の子供:雪・雨の物語。狼の性質を持つ2人の子育ての困難に、笑顔を忘れず健気に立ち向かう母親に元気を貰える。子供のことを第一に考え、母親は多くの努力をしてきたが、そのことが逆に子供の親離れを早めてしまう。子供の自立は、親にとって目標でありとても喜ばしい反面、やはり親には受け入れがたいことなんだなっと思った。自立への憂いを、子供の為を思う願いが打ち勝つ最後のシーンはとても感慨深かった。

好きなセリフ…
「母は私たちの12年間は、おとぎ話のように一瞬だったと笑いました」

ただし、父親の死と、雨が母親を駐車場まで(家まで運んでくれ)しか運ばなかったところは疑問。
SatoshiT

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