▪️Title : 「おおかみこどもの雨と雪」
Original Title :※※※
▪️Release Date:2012/07/21
▪️Production Country:日本
🏆Main Awards :第36回日本アカデミー賞
最優秀アニメーション映画賞
🕰Running Time:117分
▪️Appreciation Record :2020-262 再鑑賞
▪️My Review
とても優しくて、そして悲しくて、でもやっぱり温かいそんな作品です。やっぱり細田守監督の作品には、心を癒すあたたかさがあります。
子どもの成長と変化を、戸惑いながらも受け止める、このお母さん主人公ハナは、ほんとたくましいと思います。おおかみこどもを育てる母と子の強いきずなに勇気をもらえる作品ですね。
本作は、"おおかみおとこ"と人間との間に生まれた二人の≪おおかみこども≫が、自然豊かな田舎町で様々な人や獣と出会い、時には楽しく元気に、時には悩み傷つきながら、「自分の世界」を見つけ出すまでを描く作品です。
細田監督が描いたのは、「1人の女性が、恋愛・結婚・出産・子育てを通じて成長する姿」と「その子供たちが、誕生から自分の生きる道を見つけて自立する過程」。それは、およそ2時間の映画で13 年間という「時間」を丸ごと描き出すという、アニメーションだからこそ実現できることですね。その中で人生の様々な局面において、親として、あるいは子として、どのような選択をすべきか。そんな誰しもが直面するリアルで普遍的なテーマを、"おおかみおとこ"と人間の間に生まれる≪おおかみこども≫というファンタジックな設定を用いて描いています。
そして、とにかく風景の作画がとんでもないくらい美しい。“風”、“水”、そして“空気”まで感じてしてまうCG技術をふんだんに使った映像に浸ることができます。草原を渡る風など、背景の絵が動く表現がすごいですね。
物語は。。。
19歳の大学生花は、あるときおおかみおとこと運命的な恋に落ち、やがて雪と雨という姉弟が誕生しまふ。彼らは、人間とおおかみの両方の血を引くおおかみこどもとしてこの世に生まれたのですが、そのことは誰にも知られてはなりませんでした。人目を忍びながらも家族四人で仲良く都会の一角で暮らしていたが、ある日、一家を不幸が襲い。。。
宮崎あおい、大沢たかお、黒木華。。声優陣がとても豪華です。特に韮崎のじぃちゃんを演じた菅原文太は良かったですよね!!
▪️Overview
「時をかける少女」「サマーウォーズ」の細田守監督が、「母と子」をテーマに描くオリジナルの劇場長編アニメーション。人間と狼の2つの顔をもつ「おおかみこども」の姉弟を、女手ひとつで育て上げていく人間の女性・花の13年間の物語を描く。「おおかみおとこ」と恋に落ちた19歳の女子大生・花は、やがて2人の子どもを授かる。雪と雨と名づけられたその子どもたちは、人間と狼の顔をあわせもった「おおかみこども」で、その秘密を守るため家族4人は都会の片隅でつつましく暮らしていた。しかし、おおかみおとこが突然この世を去り、取り残されてしまった花は、雪と雨をつれて都会を離れ、豊かな自然に囲まれた田舎町に移り住む。「時をかける少女」「サマーウォーズ」に続いて脚本を奥寺佐渡子、キャラクターデザインを貞本義行が手がけた。第36回日本アカデミー賞では、最優秀アニメーション映画賞を受賞した。(引用:映画.com)