みおこし

アレキサンダーのみおこしのレビュー・感想・評価

アレキサンダー(2004年製作の映画)
3.4
うわぁーー、懐かしい!!(笑)
なぜかMark!していなかった、ということで思い出に浸ります。

ファンタビを観て久々に再燃したコリン様への想い。当時小5の私にとってのアイドルは、まさしくコリン・ファレルでした。我ながら渋い子どもだな(笑)。
ファンになりたての頃、満を持しての新作ということで雑誌に掲載されたスチール写真の映画が本作でした。まだ映画館に行くことにそんなに耐性あるわけじゃない11歳女子が、親に頼み倒して連れてってもらった本作。確か年齢指定あったはずなのだが、ギリギリ12歳になるときだったからクリアしたのかな?

蓋を開けたら、エロいしグロいし長いしオリバー・ストーン節炸裂。親にはなぜか観終わった後に謝られる始末。
当時交際の噂が立っていたアンジェリーナ・ジョリーとは母親役だったのもあって特にそういうシーンは無く、トラウマを持たずに済みましたが...。

アレキサンダー大王の生涯に迫るというと、恐らくカイロネイアの戦い、イッソスの戦い、ガウガメラの戦いといった戦争の描写を期待しますが、どちらかというとその内面に着目してる印象。
でもセットの豪華さや、戦闘のグロ描写が際立ってぜんっぜんアレキサンダーの苦悩が伝わらない...。
ヴァル・キルマー、アンジー、アンソニー・ホプキンス、ジャレッド・レト、ジョナサン・リース・マイヤーズ、ロザリオ・ドーソンっていう一癖も二癖もある名優を揃えてるのに、なんか演技がスケール負けしてる感じ。
ホプ様のアリストテレス役はぴったりだったけど!!
でも、世界史を学ぶ際にすごーーーく簡単にアレキサンダーの生涯や取り巻く人々を振り返れるという意味では、私はお世話になった作品の一つ。私の中のフィリッポス2世のイメージは永遠にヴァル・キルマーです(笑)。

公開当時も確か物議を醸してましたが、それは彼の同性愛の部分にスポットライトを当ててる描写がいくつもあったかららしい。
イケメン同士の絡みだからそんなに気にはならなかったけど、歴史上の偉人だからこそそういうのデリケートなんだろうな。

もう一回観直してみようかな。
個人的にはコリン様は金髪似合わないな〜と思った気がする。あと、いたずらっ子感がありすぎて、戦術に長けた天才に見えず。血気盛んな若者、って感じ。『マイアミ・バイス』はかっこ良かったけど!!
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