3104

スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲の3104のレビュー・感想・評価

3.8
「The Empire Strikes Back」
とにかく原題がいい。

「アナキン3部作」同様、この「旧3部作」(ルーク3部作とも)でも2作目がある意味シリーズのキーになっている。共に1作目は序章であり“顔見せ”的な側面があり、続く2作目で様々な人物が登場し設定が明らかになり、物語ひいてはシリーズが立体的に動き出す。

シリーズの他作品にもいえる事だが、「サーガ」と銘打ちながらも各人物およびキャラクター間の感情の機微やそれに基づく言動/行動が物語の柱で、かつ話の推進力となっている。派手なSF的描写(とはいえまだまだ1980年。VFX技術も発展途上といえなくもない)のその奥をちゃんと見れば、そこにはまっとうな人間ドラマが構築されている。
“本筋”であるところのルークとその父親の描写もさることながら、ソロとレイアのそれも本作の大きな見どころ。
土壇場の愛の告白に対する「I know.」は、名ゼリフを超えてもはや“発明品”である。

フォースの概念、ルークを導く者、囚われるソロ、“父”との対峙・・。
多くの「見せ場」を残し、物語はいよいよ3部作最終作へ。


追:現時点での両3部作はそれぞれの作品が同位置の作品(1と4、2と5、3と6)と似た性質を持っている。またサーガ全体及び各3部作内で円環を描いている。これらの構造は本日公開『フォースの覚醒』より始まる「新3部作」(レン3部作とも)には見られるのか、それとも過去作に捉われず、予想だにしない展開を見せるのか。