らいち

スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲のらいちのレビュー・感想・評価

4.0
引き続き、BDボックスにて再見。
前作で、デススターを破壊されたダースベイダー率いる帝国軍が、氷の惑星ホスに拠点を置いた反乱軍に反撃をしかけるという話。個人的に旧シリーズの中で一番好きなエピソード。エピソード1~3を見てからだと味わいが変わる。
本エピソードの主役は紛れもなくダースベイダーだろう。フォースの力を使いまくって、次々とヘマした部下を死によって清算させる。その暴君ぶりが素晴らしい。絵に描いたような恐怖政治だ。そんなダースベイダーが反乱軍への攻撃と同じくらいに注力するのは、反乱軍に加勢したルーク・スカイウォーカーを確保だ。ルークはデススターを破壊したA級戦犯であるとともに、自身の息子である。帝国軍の親玉である「シス」はベイダーのDNAを確信していて、その息子のルークをダークサイドに取り込めと命じる。その一方で、ベイダーは息子への愛ゆえにダークサイドで共存することを願っているように思える。このあたりはエピソード1~3までに描かれていた、ベイダーことアナキンの妻への愛が描かれていたからこそ感じる部分であり、昔見た時はそんな感覚はなかった。しかし、当のルークは父と違ってフォースを操るのに時間がかかっている模様。天才的で早熟だった父と比べると、もどかしいほど強くならない。ヨーダの元で修業に励むが、父との才能の差は歴然である。クライマックスでルークとベイダーがライトセーバーを交えるシーンでは、息子の力を試すようなベイダーの姿が印象的である。フォースがテレパシーにも使えるというのも新たな発見もあった。
当時、めちゃくちゃカッコいいと思っていたハン・ソロを今見てみると、そんなでもなく、ナンパな部分が強調されて見える。ガーディアンズギャラクシーの主人公「ピーター」をみたとき「ハンソロっぽいな」と思ってたけど、ハン・ソロの正義感を示す展開が淡泊なので、あまり感情移入できない。「イヤよイヤよ」と言いながら、ハンソロの熱い接吻に応えてしまうレイア姫も妙にエロく見える(笑)。本エピソードでは前作では控えめだった地上戦もしっかり描かれていて満足。トロイの木馬ちっくな戦車の造形が素晴らしく、機能よりもデザインを優先するスターウォーズのセンスが好きだ。
ルークは、ダークサイドに陥る可能性は十分あったわけだが、それを救ったのは自らの意志と仲間たちの絆だ。エピソード1~3にはなかった魅力としては仲間の存在が大きいと実感する。エピソード6に続く。
【70点】