Dio

スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲のDioのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

僕は基本的にSFものとかは頭からっぽ思考休めの時に見るようにしているから、作品のレビューを書くにまで至らないことが多いんだけど、さすがスターウォーズ、からっぽにして見るには勿体なくてしっかり見てた、いや魅せられてました。

幾分かのご都合主義やレイアの美しさが今一伝わらないことやエイリアンの着ぐるみ感など些末なものと思えるほど、このエピソード5は素晴らしかった。

個人的に一番好きなシーンはルークがヨーダの修行を受けるところ。映像自体はぱっとしない、むしろヨーダの縫いぐるみ感がチープさ醸す。
ただしヨーダの教えであり、スターウォーズ全編にわたり徹底されている「フォースを正しく使用する方法」である、「恐れない心を持つこと」や「辛抱強くあること」、「執着心を持たないこと」、すなわち「滅私」的な考え方をルークに諭す場面、ここは凄く象徴的だった。
ヨーダは「Be patients(辛抱強く)」を繰り返す。
若さ故に焦り、時として誤った行動をしてしまう若者たちを多く見てきたヨーダに取っては教え込むべき重要なことだろう。
ルークは途中で修練を抜け出しソロたちの助けに行ってしまったが、ヨーダのこの教えはエピソード6のベイダーが皇帝に反逆するシーンに直結する。
ベイダーは己を抑制するルークの姿を見てかつての自分が出来なかった、またあるべきだった姿を垣間見る。そしてベイダーの善き心を信じるルークの懸命な叫びが届き、ベイダーが善き心に従う、つまり「ジェダイの帰還」が現実のものとなり、皇帝は滅ぼされる。
ヨーダのあの修行は無駄ではなかった。ヨーダの教えこそが皇帝を打ち破ったと言えるだろう。
ジェダイの滅亡に関して自責していたヨーダが、長いときを経て漸く報われたのだ。
あの修行の場面こそがスターウォーズで伝えたいことを、直接的に物語っている。そう思いました。

30th DEC 2015