EDDIE

ワン・オン・ワン ファイナル・ゲームのEDDIEのレビュー・感想・評価

4.5
原題“Love&Basketball”の通り、2人の主人公の愛をバスケットボールを通じて描くラブストーリー。
愛するが故相手に遠慮しながらバスケに全力を注ぎ選手として大成していく2人。
すれ違いが愛を育てるのさ。
新年一発目に相応しい人生の物語。

みなさま、新年明けましておめでとうございます!
2022年もどうぞ宜しくお願いいたします!

さて、新年一発目の映画は本作をセレクト。
日本未公開、DVDも海外盤のみ流通(?)で、日本ではU-NEXTでのみ配信されています。

NBAをはじめとしたバスケ好きの私として、この作品は前から気になっていました。

11歳のバスケ好きの少年少女。クインシーとモニカは隣同士の幼馴染です。
それぞれ子供の頃からお互いを高め合ってきました。常にバスケでは真剣勝負。1on1で対決し、互いに勝ちを譲らぬ負けず嫌いです。
そんな2人がただの幼馴染でなく、少しずつ恋愛感情を持ち始めます。

最初は好奇心からやってみたキス。

ただ負けず嫌い同士ということが作用し、モニカは“俺の後ろをついて来い”なクインシーに真っ向から反抗します。
ここから愛し合う者同士のすれ違いラブストーリーが始まっていきます。

最後の最後までバスケが絡んできます。
クインシーはNBA入りの期待がかかる将来有望な選手として、モニカは男子顔負けなトラッシュトークから実力は間違いなくあるのにチームでは浮いた存在としてフィーチャーされます。
それぞれの小学生から大人までのストーリーを、バスケの1Q〜4Qという章立てストーリーで語られていきます。

人間の恋愛感情の複雑さを絶妙に表現した作品。とても見応えがあります。

2人の恋愛模様がメインストーリーですが、アナザーストーリーとしてクインシーの両親も彼らの生き写しのように関係性の複雑さが浮き彫りにされます。
クインシーの父親はデニス・ヘイズバート。ドラマ『24』で大統領役として知られるようになったあの人ですね。

バスケが好きな人はもちろん、ラブストーリーやヒューマンドラマ好きにはオススメです。

それでは改めまして今年も宜しくお願いいたします🤲

※2022年自宅鑑賞1本目
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