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反撥のmanicureのレビュー・感想・評価

反撥(1964年製作の映画)
3.8
幼い頃からずっと抱えてきた闇を抑えきれなくなった話。いきなり発狂するのではなくて、同じ毎日が繰り返される中でじわじわと狂い始める。住んでいるアパートが精神状態に合わせて歪んだり、広くなったり、狭くなったりして、恐ろしいことが色々起きるが、無気力さが伝わってくるテンポ感は人によっては苦手かもしれない。

編集が所々少し硬いが、60年代の芸術系インディーズ映画なので仕方ない。カトリーヌ・ドヌーヴは当時まだ無名で、演技力は置いといてオーラが凄い。お風呂に入ってないはずなのに髪の毛がいつもキマってるのは謎だけど。
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