父の転勤で東京から岩手の田舎に引っ越してきた高橋家。引っ越してきてから座敷わらしの存在を確認して、うまいこといっていなかった家族が仲良くなっていくという話です。
仕事がうまいこといっていなかった父の晃一、ご近所付き合いが嫌な妻の史子、東京の学校で嫌われていた長女の梓美、サッカーがやりたいのに体が悪くできない長男の智也、子供たちから厄介者扱いされている祖母の澄代。引っ越してきてからそれぞれが好転していく様で座敷わらしが結局どう関わっているのかが分かりにくかったです。田舎だから良くなったのかなという感じです。
座敷わらしなど関係なく、都会から田舎には慣れることで、いろいろなことが好転していったと捉えれば楽しく観ることができる作品かなと感じてしまいました。そのくらい、座敷わらしの行動が不自然です。姿が見えるときには大人しくていい子なのに、見えないときにはやんちゃな印象です。座敷わらしのことを話すことで家族の会話が生まれたというのは、座敷わらしではない別の何かのほうが良かったかなと思います。