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悪魔の植物人間のcocacorgiのレビュー・感想・評価

悪魔の植物人間(1973年製作の映画)
3.5
不思議と話に惹き付ける魅力がある。
植物人間は出番少ないけど、間を埋める展開が見るに堪えるからまったく問題ない。
フツーだったら怖いとかキモいとかなりそうな植物人間のヴィジュアルだけど、出てくるまでに見世物小屋の悲哀を描いているから、そう思えなくなる。
フツーに生きたいけど見た目のせいで身体のせいでそれができない、それをちゃんと描いててこっちもそれ相応に彼ら彼女らに寄り添いたい姿勢に入ってて、そこからの植物人間の登場だから、自然と気持ちは植物人間の方に感情移入するようになってる。
だから植物人間に対して何を感じるかって、あぁ…。もうそれが全てのあぁ…。
これが本当に上手い演出だな、と。
最後のリンチにもホント、あぁ…。
とてもやるせねぇ〜映画でした。
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