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悪い種子(たね)のBのレビュー・感想・評価

悪い種子(たね)(1956年製作の映画)
3.3
何といってもこの少女役ローダの演技力。
異様な狡猾な冷静さと執着心、計算された愛らしさの二面性の出し方が上手い、演技。
でも、子供だから色々穴が出てくる、そこをお母さんがつっこんで突き詰めていく。
そんなに追い詰めたらローダに殺されるんじゃないかとそこがヒヤヒヤしたが、それはなかった。
でも、今後ローダが成長するにつれてそれさえもあり得るのかと思うと不気味。

映画だけど、実際にありそうで、自分の子供がそんなだったら・・・と考えてしまった。
噂のエンディングは舞台挨拶みたいでした。
お母さん役の悲壮感と酔っ払いのお母さん役の方の壊れっぷりも、演技が引き込まれてなかなか面白い作品でした。
ホラー?と言うかサスペンスじゃないかな。
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