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善魔のMSのレビュー・感想・評価

善魔(1951年製作の映画)
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下手に正義感を持っていたり、空気を読む自分がいると生きにくい世の中だが、全て善い判断をしているのだと完全に自分を信じて生きていれば、生きにくいも何も感じないだろうなと思った。が、そう思えるのも相手に罪悪感を覚えさせる位の強さ、パワーが三國さんから発せられていたからだろうが。

役者に頼らない、 全ての役割の人がどっしりとした美意識を持ち仕事をしている美しい映画。素敵。こういうを見た子供たちは 描かれた(新聞記者)、又は描く側(映画関係)の、この職業につきたいとか 夢を持つだろう。

大事な台詞が猛烈早くなるor声ちっちゃくなる等、 ほぼ、言葉がつぶれているので思わず笑ってしまったが五回くらい聞き直してなんとなく理解できた、映画館で見ていなくて良かった、現代に生きていて良かったと感じる。

ここまで書いたが、三國連太郎さんが格好良すぎて はげそう。
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