鍋レモン

コピーキャットの鍋レモンのレビュー・感想・評価

コピーキャット(1995年製作の映画)
4.0
⚪概要とあらすじ
模倣犯を題材にしたサスペンススリラー。

猟奇殺人に詳しい心理学者ヘレンは大学での講演後、カラムという青年にトイレで襲われる。辛くも一命を取り留めたものの、ヘレンはこの事件が契機となって“屋外恐怖症”になっていた。それから一年後、サンフランシスコ郊外では女性ばかりを狙った猟奇殺人が多発していた。事件を担当する女刑事モナハンは、自宅に閉じこもりっきりのヘレンに協力を要請。分析の結果、犯人は過去に起きた様々なシリアルキラーの手口を真似ている模倣犯(コピーキャット)だと断定される...。

⚪キャッチコピーとセリフ
“邪魔な女が、ふたりいる。”

「リンカーンより切り裂きジャックの本の方がずっと多いって」

⚪感想
ハラハラドキドキのサスペンススリラー。

年代の割にちゃんと作られているけど同じことの繰り返し的な感じだからか少し長く感じる。
でも昔の映画って本当に面白い。

以前午後のロードショーでは放送が決まっていたけど川崎市の無差別殺人事件があって『ホーム・アローン3』に変更されて観れていなかったから今回の放送がめちゃくちゃ嬉しい。

犯罪心理学大好きだから、犯罪に至る経緯や実際にあった凶悪事件が取り上げられていて面白かった。

ホリー・ハンターがめちゃくちゃ綺麗。
どこかで見たことあるって思ったら『バットマンVSスーパーマン』で裁判長だった方か。
シガニー・ウィーバーは貫禄があるというかいると安心感。
ヘレンとモナハン。メインの2人の女性の存在感好き。

ヘレンに関してはここまで来たんなら逃げろって思ったけど屋外恐怖症でちゃんとした理由があった。
映像もそれに応じて目眩のようにぐわんぐわんする。

ピーターの吹き替えが池田秀一さんで私得。ダリルは大塚明夫さんだし。
池田秀一さん本当にいい声。聴くと脳内にシャンクスとジェット・リー登場がする。

結構楽しめる作品だけど意外と平均スコア低め。



⚪以下ネタバレ



ルーベン刑事なんかあると思ってたのに、ニコの銃を盗んだアジア系のやつに撃たれて死んでしまったの悲しい。
肩に女の髪の毛付いてたのフリじゃないのか。

サラッと殺されてしまったアンディーが可哀想。

ヘレンを首吊りで殺そうとしていて、ヘレンにモナハンが殺されるのを見せようとしたら、ヘレンが自分で死のうとしてしまうっていうくだりが結構好き。
完璧を追及する部分の難しさ。

ルーベンが撃たれるシーンとモナハンがピーターを撃つシーンは重なるところがあるような。
モナハンが防弾チョッキを着ていて胸を撃たれても平気だったのが分かりやすくてよかった。
容赦なく撃ちまくるのでスッキリ。

ヘレンの家の警備脆すぎだよ案件はあるけどいっぱい蟻さん投入は辛い。

白いトイレに赤いスーツ、鏡の美しさ。
海外のトイレって下開きすぎだよね。怖くない!?

⚪鑑賞
午後のロードショーで鑑賞。
鍋レモン

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