キミシマユウキ

007/カジノ・ロワイヤルのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

007/カジノ・ロワイヤル(1967年製作の映画)
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引退した元凄腕スパイのジェイムズ卿の豪邸の元に各国諜報機関の幹部たちが集まる。彼らはジェイムズボンドに現場復帰をして欲しいと頼みにきたのだが…

テレッッッッテッ(ry
あれ?いつものテーマソングが流れないぞ??
そう、この映画は正式な007シリーズではない。
長寿シリーズの新作「007 スペクター」にむけて過去作全作鑑賞シリーズ第5弾ながら、今回は番外編。せっかく友人が貸してくれたので公開順に鑑賞。

なんだか007シリーズの原作小説「カジノロワイヤル」の映画化権を巡って配給会社やらいい大人のおっさん達がかなりゴタゴタ揉めたらしく結局正式なシリーズには加えてもらえない超絶ドタバタパロディコメディ映画になってしまったという経緯があるらしいが詳しくは007シリーズに詳しいコアな方々にお任せするとして、とにかく今までの作品群とは全く雰囲気が異なっているのはたしかであり、もう冒頭から007シリーズの映画の特徴を馬鹿にしたようなパロディが満載で笑いをとってきて、それは上司のMがヅラだったりそのMの家族が大変なことになってたり実際のボンドは女嫌いで「私の後継者たちが女好きで勝手に名前を使ってるだけだ」などと言い出してカオスの予感しかないのであるが、それだけで済むならまだしもそこからジェイムズボンド卿の影武者たちが様々な事件に奔走していくあたりから自分は混乱して何が何やらわからなくなってしまうが、調べてみるとそこらへんは唯一原作の部分と被っているところだというからもうひと踏ん張りしてみるかと考えつつも、もう停止ボタンを押そうか押さないか悩みに悩んだ挙句結局バイトの時間になってしまい葛藤の結果


ピッッ

停止ボタンを押してしまった。

つまり途中でリタイアしたので自分にこの映画を語る資格はない(笑)。
途中からあえて改行をしなかったのは鑑賞中の自分の頭の中の混乱さというかカオスさをどうにか文章で表現してみたかったので実験的にやってみた。この文章まで辿り着いた猛者の方々には感謝です。改行って大事。

自分がいまいちハマらなかった点としては
・まだ007シリーズを見始めたばかりなのでパロディに対する笑いと作品への愛がそこまでない
・60年代のオールスターキャスト勢揃いらしいがこの頃の役者にはそこまで詳しくないので熱くなれなかった。
・物語がハチャメチャすぎてついて行けなかった。
などだろう。
ただし音楽は良かったと思う。

もっとこのシリーズへの愛が深まって自分に余裕が出来たらもう一度鑑賞しようと思う。
この映画が好きな方々には申し訳ない。

スパイ映画好き、007シリーズのコアなファン、カオスなコメディが好きな方々にはオススメの作品(なのかな?)