ショウジ

黒い眼のオペラのショウジのレビュー・感想・評価

黒い眼のオペラ(2006年製作の映画)
3.6
ツァイ・ミンリャンの映画なのに人めっちゃ喋るじゃんと思いながら観ていたら次第に台詞がなくなっていって、これだよこれ!と嬉しくなってしまった。全体的に淋しい雰囲気が漂う中に、光る変なおもちゃとかマットレス運ぶシーンとか妙なおかしみが入っているのもいつもの感じだった。
あと予告でも使われている曲好き。

行き倒れになる人と寝たきりの人似てるなーと思ったらどっちもリー・カンションだったという罠…リー・カンションとチェン・シャンチーはどれ観ても同じような関係性なので、何度も転生して別の人物として出会っているような感覚になる。チェン・シャンチーよく知らないけれど、幸せな私生活送ってるといいな…

ツァイ・ミンリャン作品なので例によって借りている間に2回観た。
蝶(あるいは蛾?)が肩に止まるシーンとか最後のマットレスに3人で寝てるシーンとかいちいち画になるなあ。
登場人物が全員孤独を持て余してる感じなのが本当に好み。それにしてもモテモテなカンションでしたね…
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