ハイディ

キス・オブ・ザ・ドラゴンのハイディのレビュー・感想・評価

キス・オブ・ザ・ドラゴン(2001年製作の映画)
4.0
2019年初頭、石油高騰の煽りを受け、パリは燃えている。小粋なパリジャンもパリジェンヌも路上に駐車した車をひっくり返して火を付け、暴動鎮圧部隊に投石し、Appleショップから物を略奪したり(ごく一部ですが)まるで「改革はお国柄だ、文句あっか⁈」と言わんばかりに大暴れしています。

そんなライオットでフーリガンな屈強なパリジャン達ですら勝てない、屈強な漢がいたッ‼︎

そいつの名は・・・ジェット・リー‼︎リー‼︎リー・・・‼︎(残響音)

いつものごとく前置きが長くなりましたが、ストーリーはこうです。

フランスと中国の間の麻薬密輸ルートを暴くため北京からパリに来た捜査官が地元警察の悪徳警部の罠にはめられ陰謀に巻き込まれてしまう。

監督はリュック・『レオン』ベッソン。レオンでは少女と殺し屋の世代を超えた純愛を描きましたが、今回のキス・オブ・ザ・ドラゴンも似たような感じです。

ストーリーは二の次、まずはジェット・リーのキレッキレのアクションをご賞味ください。
彼の時折見せる寂しげな表情が、たまりません。
そんなおセンチなジェットの無双状態を拝めます。とにかくカッコいい!

そんなジェットが正統派な素材なら、リチャード警部を演じる最早フランスの国宝、チェッキー・カリョの好演(怪演ともいう)がヤバい。色んな意味でヤバいw 彼には今後、映画化がまことしやかに囁かれている『メタルギアソリッド」のビッグボスを演じてくれないかなぁ、眼帯をつけてw

とにかくジェット・リーのキレッキレパニッシュメントアクションをたくさん堪能出来る、彼の代表作であるのは間違いありません!
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