あまりに派手なフランス警察とあまりにも寡黙なジェット・リーの対比が凄まじいキス・オブ・ザ・ドラゴン。
いくらなんでもやりすぎ感が強く、警察とはいえ収集つかないだろっていう部分は、アクション映画特有のご愛嬌ということで。
なんと言ってもヴァイオレンスな演出とカンフーの相性がいい。他のカンフー映画は人をボコボコにこそすれここまでグロテスクなものはあんまりみたことがなかったので、あまりにもしっくりきてることに驚き。それもカンフー映画特有のコミカルな演技ではなくこのジェット・リーの抑揚のない演技のおかげだろうか。
いや、ってかジェット・リーかっこよすぎるな。見た目はシュッとした劇団ひとりみたいだけどなんというか色物っぽい整いすぎたルックスじゃないのが逆にいい。久しぶりに戦闘シーンで少年心をくすぐられた。ジェット・リー半端ないっすマジで