リュック・ベッソンが、ジェット・リー主演で製作したアクション。
ジェット・リー主演作の中で私のお気に入りの一本です。
麻薬捜査に中国からパリにやってきた捜査官リュウ(ジェット・リー)。
地元パリ警察と捜査を行うも、パリ警察に騙され殺人犯として追われる立場に・・・
勿論面白い要素の主はキレッキレのアクションにあるのですが、こういった作品にありがちな物語部分が置きっぱなしにされてなく、ちゃんと人間ドラマも深堀している。
娼婦ジェシカとの出会い、ジェシカの初めて人を信じた心が、捜査官リュウを動かしたプロットなんかは、かなり良くできています。
アクションもリーの魅力を最大限に発揮しており、掛け値なしに面白い。
全てはスピード感バツグンの、ジェット・リーの体当りのアクション。
酷いフランス警察をこてんぱんにのしてくれるのが、まぁ気持ち良い。
身近の小道具を駆使した格闘シーンも見ものです。
そして「キス・オブ・ザ・ドラゴン」このタイトルはラストにその意味を知る事になるのですが、
改めて観直すとなんか恥ずかしい・・・(笑)
本作のパッケージとストーリーから誰がこのタイトルの意味を予測できたでしょうか。
鑑賞前は重みのある印象のタイトルが、妙にスカスカに感じてしまう不思議な作品です。