アキラナウェイ

JAWS/ジョーズのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)
4.5
【恥ずかしながら初めて観ます名作シリーズ】

第3弾は、
出た〜〜!!
ジョーズ!!

鮫映画の類似品は世に蔓延していますが、基本的に鮫映画は観た事ないです。
鮫映画の原点、このジョーズでさえも!

ダーダン…
ダーダン…
ダダダダダダダダ
ダダダダダダダダ
プププーーーン…

誰もが口ずさめるテーマ曲。のっけからジョン・ウィリアムズの才能に惚れる。こんなに人の恐怖心を煽る映画音楽はない。この映画の素晴らしさはまず音楽なんだと感服する。

海辺の町アミティに女性の遺体が打ち上げられる。死因は人喰い鮫によるもの。静かな田舎町は一気に騒然となる。
アミティにとってビーチは町の貴重な収入源。人喰い鮫が出たとなると観光客が激減する為、海開きを何としてでも強行する市長。この市長の愚かなミスジャッジにより、更に犠牲者が出てしまう。このクソ市長がまたムカつく〜!

前半はアミティの町の混乱を描き、人間ドラマとして見応え十分。姿を見せないのに、鮫の恐怖がしっかり伝わるのも又ジョン・ウィリアムズの音楽によるもの。

後半1時間は鮫退治に乗り出す3人の男達のドラマを描く。

古い映画なので、知っている俳優は出ないものと思っていたけど、若きリチャード・ドレイファスがお茶目な海洋学者を好演していたのは好感触。

後半はガッツリと人喰い鮫とのスリリングなバトル展開で、手に汗握る。人喰い鮫もその巨体をはっきり見せてくれるが、CGの無い時代でのリアリティが凄い!現代でも十分通用するレベル。

人喰い鮫と3人の男達は勇敢に闘うが、はっきり言って敵う相手じゃないし、檻に入って水中に潜るとか、僕はもうちょっと遠慮したいですって言うぐらい怖い。

観終わってみると、スピルバーグの名を一気に世に知らしめた流石の名作で大満足でした。