勝ったのは農民だ

JAWS/ジョーズの勝ったのは農民だのネタバレレビュー・内容・結末

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ここ最近、今まで観てなかったスピルバーグ監督作品を纏めて視聴しています。これで19作品目です。『E.T.』と併せて今まで観たことがなかったのが恥ずかしいです。

予想より良かったです。
『激突』『E.T.』同様、名作と言われるのは何となく分かりました。

①まず、被害者遺族の悲しみの描写がしっかりあるのがいいです。😢他のハリウッド映画で、それをないがしろにしているのが気になる映画も多いですから。

②あと、「スピルバーグ映画は駄目な父親や崩壊した家庭を描く」という共通テーマをよく取り上げられますけど、今作は違いましたね。
主人公の警察署長は、仕事の量が手に余るけど職務熱心に頑張ろうとしてるし、併せて愛妻家であり、家庭も大事にしている描写もありました。そこも良かったです😄。

③海洋協会のフーパーも頼りになる、相棒的なキャラクターです。🌊

これらの人物描写がしっかりしているから、前半も映画への興味が持続しました。
鮫が出てこないシーンがほとんどだと思いますが、その間も脚本のうまさで退屈しませんでした。📖

ジョン・ウィリアムスの音楽の力もありましたしね。🎶後半は冒険活劇的な音楽を多用していた印象ですが、あの音楽が無ければもっと怖いお話にもなったはずです。


『激突』同様、今みたいなCGが無いなりに、うまいこと恐怖心を煽られました。

ただ、そこに鮫がいるわけでも無いのに、海底から水面で浮かんでいる遊泳者の体を映して、あの音楽を流すのは、少し詐欺というかルール違反だと思います。🦈