ryosuke

JAWS/ジョーズのryosukeのレビュー・感想・評価

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)
3.9
極上爆音上映@立川シネマシティ
言わずと知れたスピルバーグの代表作。午前10時の映画祭のおかげでスクリーンで見られたのは嬉しかった。今年で終了してしまうのが本当に残念。
意外に海辺の描写が美しかったりするんだよな。大量の血を撒き散らし、陽光に照らされながら海に沈んでいくジョーズには神聖さすら感じられる。
有名すぎる例のメインテーマも当然素晴らしい。映画館の音響で聞けてよかった。
クイント役のロバート・ショウは名演だな。リアリティのある田舎漁師の柄の悪さで良かった。サメの目に関するセリフも真に迫っていて素敵。このセリフはサメの目を人形に例えるのだが、CGが無い時代にドールを使っていることへの言い訳にも聞こえてちょっと面白い。
海洋学者役のリチャード・ドレイファスは「未知との遭遇」同様何かに取り憑かれたオタクを好演。こちらもピッタリの配役。
繰り返し・引き伸ばしによるサスペンス演出は、手を替え品を替え繰り出されることで単調にならず、若きスピルバーグの手腕が光っている。一番びっくりさせられたのは地味にサメじゃなくて船底から出てきた遺体だったりする。
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