JAWS/ジョーズの作品情報・感想・評価

JAWS/ジョーズ1975年製作の映画)

JAWS

製作国:

上映時間:124分

ジャンル:

3.5

「JAWS/ジョーズ」に投稿された感想・評価

シュウ

シュウの感想・評価

4.4
サメ映画界のレジェンドオブレジェンドな映画。
バランス取るとか言ったそばからこの有り様。
午前十時の映画祭で取り上げられたのはありがたいけど、朝10時から観るようなもんじゃないとは思う。

独立記念日を間近に控えた海辺の田舎町アミティ島。
殺人事件などは当然、事件などめったに起こらない平和なこの町で、浜辺に女性の死体が打ち上げられる。
何かに体の大部分を食いちぎられた酷い遺体を見た町の警察署長のブロディ(ロイ・シャイダー)は、これをサメの仕業だと考えた。
そこですぐさま浜辺を封鎖しようとするが、そこにボーン市長(マーレイ・ハミルトン)たちがやってきて、観光は町の一大産業であり、観光客の書き入れ時であるこのシーズンを無駄には出来ないと封鎖をやめさせる。
納得はいかなかったが渋々従わざるを得なかったブロディ。
しかしその直後、またしても人食いサメが現れ、今度は子供が犠牲となるのだった。


ジョン・ウィリアムス作曲の超有名なテーマ曲と人食いホオジロザメというイメージだけが先行してて、みんな知ってるのに実際観たことある人はそんなにいない映画の筆頭候補なこの映画。
観てみたらパニック映画として素晴らしすぎると言いますか、2時間10分全く無駄なくダレずに、サメ自体の姿が直接映らなくてもしっかりと伝わってくる緊張感や恐怖。
かと言って、いざ姿を見せ始めるとそれはそれで絶妙な間を読んで出てくるからおっかない。
原作小説から細かくストーリーを変更し、サメも前半1時間は絶対に出さないという条件で引き受けたスピルバーグ監督だからこそ成せる仕事なのか。
今回は午前十時の映画祭で映画館で鑑賞したわけだけど、観てるこっち側にもその緊張感が伝わってきて、隣の人は声を上げて驚いてた。
むしろ自分はその声に一番驚いた。
実はめったにリバイバル上映されない映画で、映画館で上映されるのは聞くところによれば約35年ぶりだそうな。
ここまでの緊張感や恐怖感を持って最大限楽しめるのは映画館でしか無理ではないかとは思うが、またもう1度…というのは難しそう。

「恐怖の報酬」「ブルーサンダー」と続き、なぜか自分の中でロイ・シャイダー祭りが開催されてしまった。
アミティ島の警察署長ながら、元居たニューヨークの多忙とやるせなさに嫌気がさし、金づちなのに犯罪が少ないからという理由でやってきた彼は、それなりに仕事はするがどこか頼りなさげで事なかれ主義的。
まあそれも事件が大きくなっていっていくにつれて少しずつ変わっていくんだけど、前半はあんまり好きにはなれないキャラクターだった。
一方で海洋学者のフーパーと、サメハンターのクイントは思っていた以上に良いキャラクターだった。
インテリVS昔気質でまさに水と油な二人だったが、互いに傷を見せあうことで根の部分は同じ海の男なんだと分かりあうシーンがとても良い。
子供に絶対トラウマを植え付けてやろうマンなスピルバーグのおかげで、常に緊張が張りつめているから、こういった切り替えのシーンはすごく印象に残るし、それをうまく使ってクイントのキャラクターの掘り下げがすっとこっちの心に落ちてくる。
もう40年近く前の映画だけど、やはり名作として語り継がれるにふさわしいだけの理由がそこにはあるんだよなあと思い知らされた。

続編の方は3本とも観たことないけど、監督も変わってるのに1よりも面白くなりそうな気がしないし、そもそもここから続く物語っていうのは果たして望まれていたものだっただろうか。
総督

総督の感想・評価

3.2
見せ方が巧妙
satoshi

satoshiの感想・評価

4.6
 スティーブン・スピルバーグが生み出した傑作サメ映画。上映当時はあまりにショッキングな内容だったため、本来なら「顎」の意味である「JAWS」がサメの代名詞になってしまったり、モデルのホオジロザメそのもののイメージすら塗り替えてしまいました。そんな名作である本作ですが、例によって私は観たことがなく、いつか観ようと思っていました。そして今回、遂に午前十時の映画祭で上映されるということで、喜び勇んで鑑賞しました。

 本作は様々なジャンルに分けることができます。「人間がサメに襲われる」というパニック映画として、「サメが襲ってくる」というスリラー映画として、そして3人の男達がサメと戦うアクション映画として、色んなジャンルで観ることができます。

 このように、ジャンルは多用ですが、構成は大きく2部構成になっています。「正体不明の何か」に人々が襲われる1部、「3人の男達」がジョーズと対峙する2部です。

 第1部は、パニック映画、スリラー映画にジャンル分けされます。まだ全貌を現していないジョーズが人々を1人、また1人と血祭りにあげていく様を恐怖感たっぷりに描いていきます。この恐怖の煽り方が本当に上手いのです。『激突!』の大型トラックよろしく有名な「姿を見せない」演出や、超有名なBGMはもちろんとても効果的に使われていますが、それ以外でも、中盤での、襲われる子どもの描写の積み重ねや、緊張感を持ったまま行うミスリードで観客の不安感を積み上げ、一気に炸裂させるという組み立てはベタなのですが本当に可哀想だし、スリラーとして素晴らしいものでした。

 これと並行して描かれるのがブロディ(ロイ・シャイダー)の物語。彼は過去のトラウマから水が怖いという、「何でこの地域の署長やってんだ」と思わずにはいられない存在です。また、彼は所謂「去勢された男」感がある存在でもあり、地元の警察署長ですが、地元の政治家に逆らえず、ジョーズの襲撃を許してしまいます。本作は、このブロディがクイント(ロバート・ショウ)、フーパー(リチャード・ドレイファス)と共にジョーズに立ち向かい、男性性というか、トラウマを乗り越える話なのです。

 意を決したブロディがジョーズと対峙するのを描いたのが、本作の第2部に当たります。この2部は完全に男達の海洋アクションものになっており、激闘を繰り広げる様は観ていて単純に燃えます。

 こうして考えると、本作はスリラーものとパニックものの前半、そして海洋アクションの後半とを通し、1人の男の成長すら描いてみせた文句なしのエンタメ作品であると捉えることができます。28歳でこれを撮ったスピルバーグ、やはり天才か・・・。
なん

なんの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

午前10時の映画祭にて。
名作!ちゃんと怖いし前半鮫が一切映らないのに緊張感は保たれる
主人公が鮫の被害者を見つけた瞬間の背景の動きが面白い
XmasStory

XmasStoryの感想・評価

4.0
子どもの頃、金曜ロードショーとかの予告であの音楽流れる度に怖かった思い出。それから学生になって観たら怖さよりも面白さでいっぱい。3人のおっさんとサメだけの終盤あんなに緊張感漂い目が離せないなんて。ロバート・ショウが渋い。見せない恐怖。曖昧な記憶ですがジョーズは音を消して観てもストーリーがわかるとかそれが映画の素晴らしさとかスピルバーグ監督言ってたような。音を消してもストーリーはたしかに分かるのです記憶にそこだけ残ってる。改めてNetflixでも観たけど新鮮に面白かったです。
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