YasuyukiMuro

第十七捕虜収容所のYasuyukiMuroのレビュー・感想・評価

第十七捕虜収容所(1953年製作の映画)
3.9
先日観た『麗しのサブリナ』のビリー・ワイルダー監督×ウィリアム・ホールデンのコンビ。
舞台は1944年のドイツ軍第17捕虜収容所、冒頭、収容所から連合軍の捕虜2人が脱走するがあえなく待ち伏せていたドイツ兵に射殺されてしまう、、、よもや脱走計画は筒抜けだったのか、捕虜の中に紛れ込んだスパイは誰だ?って話。

ナチス収容所の話なのに悲壮感が全然なくむしろがっつりコメディ(^_^;)ホールデン演じるセフトンが、収容所内でギャンブル(ラット・レース)、密造酒、ロシア女の覗き(20秒)やらを仕切り、商魂たくまし過ぎるし、面白キャラが沢山出てきて緊張感ほぼゼロな収容所^_^

スパイに関する真実が分かってからの展開は、身を乗り出して期待しちゃったんだけど、ヒネリはイマイチだったかな〜、オカリナのジョーイの使い方とか、、、
とは言え、テンポの良さ、コメディと謎解きのバランス、キャラクターの魅力、、、時代を考えれば、流石はビリー・ワイルダーって感じだと思う^_^

あとテーマ曲『ジョニーが凱旋する時』が印象的に使われてます、、、これよく戦争映画などでよく聴くやつですが、自分は『7月4日に生まれて』で使われたのが印象深いかなぁ^_^今後はこの映画も思い浮かべる事になりそうです!
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