熱気ベジ

世界の中心で、愛をさけぶの熱気ベジのネタバレレビュー・内容・結末

世界の中心で、愛をさけぶ(2004年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

 主人公の朔太郎は、高校時代に白血病で亡くなった彼女・亜紀のことが忘れられないまま、律子との結婚を迎えようとしていた。当時二人はカセットテープでメッセージのやりとりをしており、亜紀の最期のテープをなぜか律子が持っており、それを見つけた律子は突然姿を消す。朔太郎が見ていたニュースに偶然映っていた律子がいた場所は、高校時代の思い出の場所。朔太郎と亜紀の思い出が、当時のテープで再生される。二人の結末と、律子の正体とは・・・。
 言わずと知れた純愛映画。有名なのに全く見たことがありませんでした。カセットテープでのやりとりというのがとてもいいです。これをただの回想シーンや交換日記にしたらこれほど名作にはならなかったかもしれませんね。律子がどう関わってくるのかと思いきやまさかあの時の少女だったとは…。でもこれが何か悪意のあるものじゃなくて良かったと思いました(ミステリーの読みすぎ)。泣けはしませんでしたが、とても切ない良い作品でした。長澤まさみの語りは、「君すい」の浜辺美波を思わせました。カセットテープや、好きな人の声が恋しくなる、そんな映画ですね。
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