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世界の中心で、愛をさけぶのいなぷっとのレビュー・感想・評価

世界の中心で、愛をさけぶ(2004年製作の映画)
3.5
・きっかけ
「きみすい」をきっかけに、邦画のラブストーリーに魅力を感じ、ラブストーリーの金字塔を鑑賞することに。

・内容
主人公朔太郎の婚約相手である律子は、結婚目前に失踪してしまう。失踪の理由は1つのカセットテープを発見したから。そのカセットテープとは、朔太郎が高校生の時に付き合っていた亜紀の録音テープである。亜紀は白血病を患っていたため、自分の声を録音し、朔太郎の元へいくつものテープを律子に届けてもらっていた。
大人になって律子が見つけた1つのテープ。失踪の要因になったテープ、一体なにが記録されているのか。

・感想
僕としたことが!もっと早く出会いたい作品だった。高校から始まるラブストーリーとはいえ、高校生活の描写は少なく、「きみすい」同様に生きるとはなにか考えさせられる作品だった。
特に朔太郎から。朔太郎にとって亜紀は初恋の相手。不器用ながらも自分の全てを亜紀に捧げていた朔太郎に僕は感銘を受けた。特にラストシーンは初恋の相手への執着心との別れを描いており、前に進むために、執着心を風に流したのは感動した。
カツラではなく、本当に丸刈りにして撮影に臨んだ長澤まさみの迫真の演技も見所。
もっと早く出会いたかったな。
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