黄推しバナナ

風が吹くときの黄推しバナナのレビュー・感想・評価

風が吹くとき(1986年製作の映画)
4.0
原作レイモンド・ブリッグズのイギリス漫画のアニメ化。

夫婦が核の影響に少しずつ犯されていくお話。まるで「九相図」そのものだ。

他の人の感想(レビュー)を見ると、まるで高いところから物を言ってる感想が多い。

あなた方の感想は広島・長崎の悲劇があるからこそ、上から目線(高みの見物)でいられるんだと…

この人たちは「百聞は一見にしかず」原爆資料館に見に来て、目で確認した事があるんだろうか。

爆風により建物、車、電車、人すべてが焼き吹き飛ばされ山と大地になった、あの光景を見た事あるのだろうか…
水を求め力尽きた人々たちが川を埋め尽くすほど浮かんだ、あの光景を見た事があるのだろうか…
放射能により髪が抜け落ち大量の吐血した人たちを見た事あるのだろうか…

それを見て聞いている人であれば、この映画はかなりのトラウマでしかない…

この夫婦は無知だの、バカだの、あーだのこーだの言ってられない…


恐怖は時間が経ってからやって来る…


「新型コロナウイルス」もそうだ…
未来の事は誰も分からない…
もしかしたら今以上、深刻な事になってくるかもしれない…

だけど皆さん「のほほんと」している…

まるで映画のご夫婦と同じだとは思いませんか?

①鑑賞年齢10代
②心に余裕鑑賞あり
③思い出補正あり
④記憶曖昧
黄推しバナナ

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