もじゃ太郎

インサイド・マンのもじゃ太郎のレビュー・感想・評価

インサイド・マン(2006年製作の映画)
3.4
銀行強盗をして人質をとって立てこもった犯人とそれを追う上昇思考の高い刑事の戦い。

設定としてはありがちだけどサイドストーリーや冒頭の犯人による告白シーンなどスパイスが効いていて飽きずに見れた。

この手の映画は追う側、追われる側の抜け目ない動きが重要と思う。間抜けな強盗犯が軽率な行動を取っても、警察が緩い捜査でかいくくられても成り立たない。警察側を大御所俳優当ててはい終了と言わんばかりの手抜き感を感じた。もっとお互いが追う、追われる関係性にプロフェッショナリズム感が強かったら緊迫感が増してより一層面白い映画になったと感じた。

冒頭シーンでかなりひきこまれたけとオチに捻りがなく思った通りの展開だったのも残念だった。