とらキチ

パルプ・フィクションのとらキチのレビュー・感想・評価

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
4.3
エロ、グロ、ナンセンス。レストルームから出てくれば何かが起こる。これぞ“パルプフィクション”。
レストルームというのが結構ポイントで、私もついついトイレで本を読みながら用を足しがちだけど、そんな時「どこまで読んだんだっけ⁈」ってなって、ページをあちこち飛ばしながら読んでしまう。今作で時系列があちこち行ったり来たりするのも、そんな感じを再現していたのかなぁ…とか思ってしまう。でもそんな風に順番がグチャグチャで途中から読み出しても、全然繋がりとか関係なくそのシーン、そのシーンで楽しく観れてしまう。そんなところも“パルプフィクション”たる由縁なのでは。
ツイストコンテストのシーンで、ユマ・サーマンに誘われたトラボルタは最初嫌がるんだけど、踊ってみたらユマ・サーマンより抜群に上手い!っていうところがメチャカッコイイし、それがトラボルタだけにニヤニヤしてしまう。マザファカおじさん、サミュエル・L・ジャクソンの澱みのない台詞回しによるムダ話にもシビレてしまう。日本刀をチョイスするのもイイよねぇ…d(^_^o)
それと、クリストファー・ウォーケンの喋る“金時計”の伝来のエピソードが、あまりにくだらなくて大好き(笑)
そして、やっぱりユマ・サーマンが煙草片手に寝っ転がるこのジャケ写、サイコーにシャレオツ過ぎる!映画史上に残る大傑作!
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