このレビューはネタバレを含みます
ギャングのヴィンセントとジュールス、ボクサーのブッチを中心とした一日半の出来事が時系列を入れ換えながら映されるお話。こんなに長かったっけ。
オムニバス的に繰り広げられる彼らの転機の一日。一番色々あったのはヴィンセントかな。さすがのダンスのカッコよさでした。何の本読んでたんだろう?
監督の独特のレトロ趣味やらギャング感やら。二人のスーツも今見たら浮いてるしウルフも浮いてるし。ジュールスの聖書朗読も改めて見ると小っ恥ずかしい。
矢継ぎ早に出来事が詰め込まれていて飽きさせずにとても楽しいです。心臓注射や頭ぶっ飛ばしやカマ掘りやら、インパクト抜群の出来事の扱い方が上手い。
今になっても面白み以外に時系列を入れ換える意図は伝わりませんでしたが、全編見せ場と言ってよく、長さを感じずに楽しめた名作でした。