yukihiro084

パルプ・フィクションのyukihiro084のレビュー・感想・評価

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
5.0
未だにほじくった鼻クソを口に運ぶ
息子だが、こいつはこいつで近い将来
忙しくなる。
ところで年頃とはいつ頃なんだろうか?

息子が年頃になったら
(ゾンビーズ シリーズ)を読ませる。
まずはレヴォリューションNo.3、
次いでフライ・ダディ・フライ、
そしてSPEED。
そっちは勉強の教科書で、
こっちは人生の教科書だ
とか言って、読ませる。
翻訳物なら
(ロケット・ボーイズ)がいい。

近い将来、夕飯時に
『タランティーノくらい観ておけ』と
息子に語り出しそうな自分がいる。

『レザボアでもいいけど、最初は
パルプ・フィクションだな。』と。
『オープニング。ダイナー。
ティム・ロスとアマンダ・プラマーの
カップル。立ち上がり叫ぶ2人。
そこでオープニング曲(ミザルー)、

はい−、もう格好いいー。』

息子はちゃんとついてこられるだろうか?
だがここでスタックしてしまうと
ジャンゴのクリストフ・ヴァルツが
いかに素晴らしいか語る機会を失う。
だから、話し続ける。

『ジョン・トラボルタとサミュエル・
L・ジャクソン。このサミュエル演じる
ジュールスは観ておけよ。怖えぞ。
交差するエピソード、入れ替わる主役、
予測不可能な展開、これぞ群像劇。
そして最高な音楽。ちゃんと呼吸を
している魅力的なキャラクターたち。
時間。狂気。緩急。あっけなく、
そして狂ってる。』

と言うことで、うちの息子は忙しくなる。
あ〜待ち遠しい。
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