Itsu

パルプ・フィクションのItsuのレビュー・感想・評価

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
3.5


なに1つ劇的なシーンのない、見方によっては薄い映画。作品自体も2時間半超と長め。それでも飽きずに最後まで楽しめたのは、時系列を無視したオムニバス形式によるものでしょうか。

一話ごとにちょっとしたオチがつくので、長い映画特有の間延び感は全く感じず、あ、ここで繋がんのね!と言った区切れごとの掴みも見事でした。自然と見入ってしまう、不思議な映画です。

まずサミュエルがモサモサでサミュエルだと気づかなかった。彼の演じるキャラは真面目系アホのような感じで、トラボルタの役とのやりとりは思わずにやけるようなものばかりでした。ブルースウィリスの役も渋い系アホ。とりあえず少し好感と親近感のわくキャラクターばかりで意外と気に入りました。

とんでもなくどうでもいいことですが、あるシーンでトマトのジョークを言うシーンがあります。トマトの親が遅れる子トマトにCatch up!(ほら急げ!)と声をかけたわけですが、それがketchupに聞こえるね、って言うジョーク。全くもって意味不明なジョークですが、アメリカ滞在中のハンバーガー屋さんでぼくが聞き間違ったことと同じで笑ってしまった。笑

それだけです。
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