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パルプ・フィクションのaicoleのレビュー・感想・評価

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
4.6
笑いの要素を含んだオムニバス形式の物語の入り交じる作品
予想不可能な交互する物語の展開に引き込まれます。キャスティングがほんとに豪華すぎてそれだけで大興奮してしまいます。アルマゲドンのブルース・ウィルスや、ジュラシックパークや多くの有名作に出演するサミュエル・L・ジャクソンなど豪華な面々が活躍します。始まる前からわくわくするようなこの作品の一番のポイントは、オムニバス形式で紡がれるキャラクターの周辺でのユーモアある物語です。何度も入り交じる物語の展開でありましたが、どのキャラクターに焦点を置いても魅力を感じれて良かったです。組織のボスの人間関係から主要なキャラが作られていて、ボスに雇われる側の違いを感じることができました。度重なる奇跡や偶然に、人によって感じ方が違うことに触れていてキャラの性格も出て微笑ましかったです。「聖なる神の介入」といって乱射から命を守ることができたことで構成しようと決意するジュールスと、単なる奇跡でラッキーだと言うヴィンセントの絡みもおもしろかったです。ボスの妻であるミアと夕食に出かけたヴィンセントがレストランで踊るシーンも心に残りました。すごく評価の高い映画だったので観てみたい気持ちが強かったのですが、題名の通り思ったよりもずっとおもしろい作品でした。途中まではただただギャングの変わった日常を追っているような感覚でしたが、全てがまとめられる最後のシーンがとても素晴らしかったです。この作品が多くの方の心に残る理由がとても分かりました。切羽詰まった息苦しい空気の中、冷静に対処して強盗犯に説教する爽快感がとても良かったです🤵🏻🍔
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💬”I’m tryin' real hard to be the shepherd.” ___ Jules
💁🏻‍♀️「俺は羊飼いになれるように、全力で努力するさ」
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