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パルプ・フィクションのmizukiのネタバレレビュー・内容・結末

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

タランティーノ監督作品はイングロリアスバスターズ以外好きじゃないとこの作品を見ずに言っていましたがこれを見る前の自分を殴りたいです笑笑 天才ですねタランティーノ監督って笑笑

最初何を見せられてるのかわからなかったし最後まで見ても何これ?って感じでした。でもなぜか最後まで引き込まれちゃうし最後の迫力はすごいなと思わされました。なんでこんなストーリー構成で見てしまうんだろうと思ってたんですが、ストーリーとしてはかなり一貫してるのかもしれませんね。

サミュエルジャクソンとジョントラボルタのキャラクターはとても対照的なメタファーとなっていて、サミュエルは聖書の暗誦でこの作品で2回ほどテーマを仄めかすアンカーをうってるように見えました。だからこの作品は神を信じて変わろうとするヒーローと全てを偶然に任せて変わろうとしないアンチヒーローを描いているのかなと思いました。

先にアンチヒーローの結末までを描きそれによってそれとは違う道をいくサミュエルのキャラがこれからトラボルタとは違う結末へと向かっていく余韻を最後に持ってきているからこその迫力だったんですね〜笑凄すぎww 最初にヒーローとアンチヒーローの分岐点となるシーンを写し、アンチヒーローを描き、最初に戻ってサミュエルがヒーローになるという構成かな。ただ面白いのはアンチヒーローの死ぬシーンをブッチしてんのストーリーで描いてるのはどういう発想力なのかと驚かされますね。ブッチは偶然に左右されてるようで流れに逆らってるように見えますね。マーセルスの条件を蹴ったり、マーセルスを助けたり。結局は偶然に左右されるキャラクター、ヴィンセント。そのキャラとの対比なんですかね?ヴィンセントは運が尽きるがブッチはハッピー。偶然による対照性を描いてるのかもしれないですね〜笑
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