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パルプ・フィクションのGhostnoteのレビュー・感想・評価

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
4.1
クエンティン・タランティーノ監督
サミュエル・L・ジャクソン&ジョン・トラボルタ主演
ジャクソンは今ではアベンジャーズ長官。
トラボルタは色々活動しているが有名なのはやっぱりサタデーナイトフィーバー。
ブルース・ウィルス。ユマ・サーマン。
4人のうち誰のファンにしても大活躍なので、本作はオススメである。

監督自身が「納得できない!!」と中指を立てたパルム・ドール授賞式。
勿論笑いながら言ってたジョークだけど、本当に驚いたんだと思う。
この作品が「万引き家族」と並んでるんだよ。とても面白い。

映画にわかとして数いる映画にわかのためにこの作品を勧めたい。
今でも活動を続けアカデミー賞も取り根強いファンの多いタラちゃん。
彼がどんな監督なのか知るには本作を観るのが一番のオススメ。
本作を好きと思ったなら他作品もきっと期待に応えてくれる。

映画史上、彼ほどイタズラ心のある監督は恐らくいない。
開始早々のダイナーでカップルが話しているところからタラ節が炸裂。
タランティーノ節とは「一見あほみたいにどうでもいい与太話」である。
これが合わないって人は、残り150分間も苦しみ続けるだろう。

映画のジャンルとしてはブラックジョークばかりのギャングもの。
ジャクソンのシーンはだいたいカッコイイので男なら楽しめるはず。

監督自身も登場していて、その時着ているTシャツは彼女の大学のシャツ。
OP曲は超有名なMiserlou。テレビでもよく流れるので聞き覚えあるはず。
ちなみにこの曲は映画「TAXi」でも主題歌になってる。
ミア役のユマ・サーマンは「キル・ビル」の主役で、これは作中でトラボルタ演じるヴィンセントと話している。
しかし「キル・ビル」は本作公開の9年後に公開された作品。
タランティーノ監督の作品はどれも繋がっているのだとわかる。
もっと言えばミアの吸ってるタバコは「レッド・アップル」という架空のブランドで、同監督作品では毎回出てくる。

そういう部分を探すのも醍醐味。
だがそういったイタズラ心のせいで、クエンティン・タランティーノのファンを名乗るには全作品観なければ堂々とできないようなプレッシャーを感じてしまう。
とりあえずパルプ・フィクションだけ観ておけばいいんじゃないかと思う。
初見の人は「トイレ」というワードを頭の片隅に置きながら観てみるといい。だいたい全部トイレのせいだから。
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