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パルプ・フィクションのkenのネタバレレビュー・内容・結末

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

時系列がバラバラでそれぞれのストーリーが段々つながっていく物語。雰囲気と撮り方がお洒落だった。

短期で後先を考えないビンセントと信心深いジュールスはすごく対照的な存在だった。奇襲された時の銃弾が数センチの単位で外れた事の捉え方がビンセントは撃った側が下手だっただけだと考え、ジュールスは神の思し召しだと捉え、悪事から足を洗おうと考えた。結果的にマフィアを続けたビンセントはブッチに殺され、ジュールスは(たぶん)生き残っている。
改心したジュールスのおかげでレストラン強盗2人も命が助かった。
何個かのストーリーが絡まってるんだけど一つのきっかけで登場人物の生死や行動がガラッと変わっているところがどこかバタフライエフェクトのような、運命の連鎖的変化を感じた。

ジャケットにもなっているミアを演じたユマサーマンぶっ飛んでた。特に薬を吸いすぎてぶっ倒れるシーンとそこから息を吹き返すシーン、演技だとは思えなかった。あと色気ありすぎ。あれはビンセントもボスの妻とはいえ手を出しそうになるわ、、

あとタランティーノがビンセントらが殺しちゃった死体を運んだきた家の人の役で出ていたのはびっくりした。確かになんか主張強い役の感じはしなくもなかった笑

何がメッセージなのかよくわからなかったけど、解説サイトとか色々見たら、それこそがタランティーノの思惑なんじゃないかと。メッセージ性を省いてパルプ紙のような質の悪い低俗な物語だけど人間のありのままのやりとりを映すことで映画本来の楽しみを伝えられるとかなんとか書いててなるほどな〜ってなった。 最近何を言いたいとか、伏線とかに固執しすぎてたのはあるなってハッとした。今回の映画は純粋に楽しめたと思う。また次は何も考えずに見てみたい。

https://search.yahoo.co.jp/amp/s/jmatsuzaki.com/archives/17603/amp%3Fusqp%3Dmq331AQNKAGYAbrvgvzMgbnURg%253D%253D
(自分用)
ken

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