Junichi

パルプ・フィクションのJunichiのレビュー・感想・評価

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
5.0
「お前が正しき者で、俺が羊飼い、心悪しく利己的なのは世の中かもしれねぇ…。そう考えりゃ楽だ。でもそれは真実じゃねえ。真実は…お前は弱き者で、俺は心悪しき者の暴虐だ。でも俺はがんばるぞ。羊飼いになれるよう、死ぬ気で…がんばる。」

動く絵のある小説
不連続の連続としての映画の傑作

【撮影】10
【演出】10
【脚本】10+
【音楽】10
【思想】10+

作品の特性からして
レヴュも断片的に

【ヴィンセント・ベガと、マーセル・ウォレスの妻】
・ユマ・サーマンの髪型がとてもコケティッシュ
・レストランの空間造形にタランティーノのこだわり
・ハンバーガー(肉)が食べたくなる
・シェイクが毒々しいほどに白
・ジョン・トラボルタのロン毛がセクシー

【金時計】
・あんな話されて金時計を渡されても(笑)
・なにこれ?コントのような展開(笑)
・マリア・デ・メディロスが掃き溜めに鶴
・猿ぐつわをかまされこちらを向いている二人の表情(笑)
・日本刀を持ったブルース・ウィリスが格好いい

【ボニーの一件】
・タランティーノ監督もジミー役で出てしまう(そして出すぎ)
・ハーヴェイ・カイテルの隣にいるタランティーノが嬉しそう
・これもコントのような展開
・映画『桐島~』の桐島と同じボニーの役割
・このサミュエル・L・ジャクソンを見せるための二時間半


伊坂幸太郎はクエンティン・タランティーノから影響受けすぎですね

人殺しや変態がたくさん出てきますが
とても倫理的な映画
オススメです
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