70年代後半スティーブ・ルベルによって作られた伝説のディスコ“スタジオ54”を舞台にディスコの郷愁をバーテンダーの視点から描いた98年の映画。
このディスコがなければ、マイケル・ジャクソン『Off The Wall』は生まれなかったのではないかと言われる程であり、ブルーノ・マーズなどいまの音楽シーンを見渡しても、その影響力を垣間見ることができる。
『Studio 54 The Documentary』（2018年）と一緒に見ると、スティーブ・ルベルが入り口で入れる人を選んでいたことが、良くも悪くも彼の美意識の部分と、性的マイノリティたちが自分を開放できる場所としての部分があった事が理解できる。
歌手を目指す女性が、自宅で歌うシーンで、リズムカウントするためのメトロノームの音が、今では楽曲の中で使われているなとも思った。
