ひろゆき

ハイスクール・ミュージカル・ザ・ムービーのひろゆきのレビュー・感想・評価

1.1
銀幕短評 (#178)

「ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー」
2008年、アメリカ。 1時間 53分。

総合評価 22点。

ディズニー映画だからといって過信してはいけない。とくにディズニー・チャンネル由来のものは。今回は選球を大きく見誤ったな。学園モノで下ネタのないところも、かなりさびしいぞ。

わたしの好きなイケメン、ザック・エフロン(「セブンティーン・アゲイン」#88、81点)目当てで観たけれど、ストーリーと歌劇部の大半とがつまらん(つまり全部だ)。ザックの演技はいいのだが。

伝統的なアメリカ映画で典型的な、物質的・金銭的・家庭的に豊かで、いわば無菌室のような進学校イースト高校で、卒業に臨んでミュージカル(劇中劇)を演じるストーリー。舞台はニューメキシコ州と、ずいぶんいなかだ。

無菌室高校で当然のように出てくるのが、例のシニア・プロム(卒業年のダンス パーティー)である。勇気をだして男子が女子に事前にダンス同行を申し込むアレである。日本にプロムがなくて、つくづくよかった。あぶれものを指すのに、女子ならウォール・フラワー(壁の花)などと まだ華やかで可愛げがあるが、オトコとなると 身の毛がよだつからな。

映画の唯一の見どころは、わたしが10年あまり乗ってきた二座オープンスポーツカーの、ホンダS2000がちょこっと出てくるシーン。ホンダ社創立50周年を記念して造られたこのクルマは エンジンをはじめパーツがすべて専用設計で、排気量がたった2200ccながら 6速マニュアルで時速 240㎞に達する。

わたしのクルマは、空色のボディに紺色の幌、緋色の革シートを組み合わせたもので、女の子とあちこちドライブしたな。
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